朝晩の冷え込みも増し『ちゃんと冬が来たねぇ~』と四季の変化を感じられる...そんな小さな幸せを噛み
しめている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

と、詩人めいた?セリフを吐いておりますが、相変わらず道楽親父しておりますですよ。((´∀`*))ヶラヶラ

コロナウイルス新規感染者数が激減している昨今、『何が起こってるん?なんでこんな激減したん?』と
急激な変化に不信感、不安感を抱いてしまうのは私だけでしょうか?

良いことなんですよっ! 良いことなんですがね...『なんで?』が知りたいお年頃、ニュースも見れてない
多忙な?生活を送っているので、知らないだけかもしれませんが。。。

とは言え『オミクロン株』なんて得体のしれない物まで発生し、また『第6波到来』も予測されているので
引き続き感染対策をして、自己防衛を継続しようと思います。

色々なことが緩和されつつあったんですが、ここに来て警戒心がまた高まっちゃいますね。

(o´_`o)ハァ・・・閉店してしまった行き付けの居酒屋があったら、楽しい年末が迎えられたのに。。。

と、タラレバ言っててもしょうがないので、ようやく着手し始めた作業レポート、お届けしましょう♪


今回は久々のレストア作業、愛機『路星くん』のブレーキオーバーホール・分解編、題して『ブレーキ
バラバラ事件』をお届けいたします。m(_ _"m)
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前回のレポート末尾で触れていますが、ブレーキ部品が揃ったので作業着手に至った次第です。

4輪分のブレーキパット、ENDLESSメッシュホース、オーバーホールシールキット、ザっと約6万円也...
(;´д`)トホホ




でもね、ブレーキ大事ですから安全をお金で買えるなら安いもんです。と言い聞かせております(笑)

はい、早速ジャッキアップしてタイヤ外し、ブレーキキャリパーとブレーキホース、ブレーキローターを
取り外していきましょう。
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分解する前に、ブレーキフルード(オイル)を抜くんですが、近年の車両は電子デバイスまみれなので
私の知っている知識、方法は古い車両にしか適さないやもしれません。

なので、参考程度にしかならないかもしれませんが、ご容赦いただければと思います。m(_ _"m)

まず、ブレーキラインなんですが『X(エックス)配管』と言われる方式を採用している車両が多いはずで、ブレーキフルードのタンクから見て...
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右前輪と左後輪が同じライン、左前輪と右後輪が同じラインでクロスしていることから『X配管』と言う
んですが、片側のラインがフルード漏れなどで失陥(利かなくなる)しても片側だけで止まれるように
安全に配慮した構造になっています。

フルードを抜く順番として、そのタンクから見て遠い配管の車輪から抜いていくのが古い方法のはずで
『路星くん』で言えば、右後輪から始まり右回りで抜いていき、最後は右前輪で完了となります。

んで、どこからどうやって抜くんじゃい!?と言うと、ブレーキキャリパーにある『ブリーダー』と言う
ゴムキャップを被ったネジ式のバルブがあるので...
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ゴムキャップを外してメガネレンチをかけておいた状態でホースを取付けたら、ブリーダーを緩めたら
ひたすらブレーキペダルを...
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踏んで!踏んで!!踏んで!!!

最初はフルードがガンガン出てきて、ホース内が充満していますが...
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抜けきると、こんな感じ...って多分やれば誰でも抜けたって分かりますね。( ̄▽ ̄;)
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右後輪から抜けるだけ抜いたら、フルードタンク内の残量は ↓↓こんな↓↓ 感じ。
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真ん中の白いのがフルードレベルのフロートになってて、この状態になると『フルード無くなったから
ブレーキ利かないかもでっせ!』と車がお知らせしてくれます。 しかも『サイドブレーキ』の(!)が
点灯するんです。

…にしても、フルード真っ黒やん。。。と、ちょっと話がそれましたが、残り3輪のフルード抜きをして
分解前の準備完了です。

まずはフロントキャリパーの分解、車両内側から撮影した画像ですが、キャリパーAssy締結の青丸2ケ所とピストンハウジング固定の赤丸1ケ所を緩めておきます。
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キャリパーを緩めたら、今回は先にブレーキホースのユニオンボルトを外しちゃいます。
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ユニオンボルトってのは、ボルトに穴が開いていて油脂類などの経路を果たしつつ、ボルトの締結もする
1つで2役のすごい(?)ヤツです。( ´∀` )
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ユニオンボルトを外すと、ホース側は↓↓こんな↓↓感じになっています。
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したら、キャリパーAssyを取り外して、ブレーキローターも取っ払うと、アクスル...別名『ハブ』が
お目見えします。
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にしても...相変わらずサビサビですな。(;´д`)トホホ

次にブレーキホース、フレアーナットと言うパイプに組込まれたナットを緩めて、その後にクリップを
引き抜きますが。。。
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スパナで作業するとナットをなめてしまうリスクが高いので、フレアーレンチを使用すれば、ほぼ問題なく
ナットを緩める・締めることができます。(ピンボケなのはご勘弁)
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こんな感じで、ブレーキは分解していきます。




そしてリヤブレーキ、概ねフロントと変わらないんですが、リヤに関してはサイドブレーキがあるので
その辺をふれておきましょう。
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サイドブレーキケーブルは、↓↓画像↓↓白丸のボルト1点でブラケットごと取り外すことが可能です。
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作業する前に、サイドブレーキを下ろす(OFF)ことを忘れずに。
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ブラケットごと外しらた、サイドブレーキケーブル先端のカシメ部分を外せるようになります。

あと、右後輪のブレーキラインだけにある『なんちゃらブロック?』とか言うフルード分配器のような
四角いのが付いてるので外すんですが、何やら取付けがちょっと大変かもなぁって予感です。( ̄▽ ̄;)
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ブレーキキャリパーが外れたんですが、リヤのブレーキローターが錆び付きすんなり外せれなかったので...
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サービスホールを使い、ボルトを捻じ込んで取り外しました。
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こうして分解した4輪分のブレーキ、まだこれなら私の知識と経験の範囲内で対応可能なんです。
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この状態からブレーキキャリパーを分解していくんですが、実は初めての試みでしてね。。。一応ですね
3級整備士は持っているので知識はありますけど、少々ドキドキを抱きつつの作業です。

ブレーキパッドは先に外して、フロントキャリパーのスライダーボルトは最初はネジが利いているので
回せばいいんですが、最後はプライヤーなどを使って引き抜く必要があります。
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外せれたらピストンを抜くんですが、方法はブレーキホースのユニオンボルト穴からエアーガンでエアーを
送って押し出すんです。
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ピストンが抜ける時『スポンッ!!!』と結構いい音が出て、かなりの勢いで飛び出すので、しっかり
ウエスなどで衝撃緩和、損傷防止と、指を挟まないように持ち位置に気を付けて作業しましょう。
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リヤブレーキは少々異なる部分があって、まずボルトの頭に黒いゴムキャップがあるんですけど、それは
単に引っ張れば取れる物で、思いのほかしっかりはまってるので外すときはケガしないようにです。
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後はリヤブレーキのピストンはフロントと違ってエアーを送ってもピクッと微かに動くだけ...実はネジ式が採用されていて、ピストンを傷つけないように保護しながらプライヤーでひたすら回します。
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私の知っている物だと、ピストン内側にラジペン先端を引っ掛けれる溝があって、それでグルグル回す
ハズなんですが、全く見当たらなかったんでプライヤー攻撃してしまったんです。(;´・ω・)
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そんなこんなで何とか全分解、ブレーキのパーツはこんな感じですが...これ戻せるんやろか?(;・∀・)
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まっ、ひとまずはキャリパーのボディーを綺麗にしてから、リペアーキットで安心を手に入れるです♬

と、最後の方は若干端折ってしまった感じで申し訳ありませんが、今回の作業模様も動画編集しました
ので、是非ご覧いただければと思います。m(_ _"m)


ブレーキの整備について昔よく耳にしたのが『2級整備士が無いと作業はダメだ!』と言う言葉ですが
これは簡単に言うと『商売で分解整備するなら必要』という事なんです。

見返りがなく、自己責任でDIY整備を楽しんでる分には特に必要ないんです。。。が!!!重要保安
部品ですので、しっかりとした知識を持って作業されることが大切です。

なので参考までにこのレポートを閲覧いただき、整備技量に不安を抱かれる方は、ディーラーあるいは
整備工場へご相談されることをお奨めいたします。m(_ _"m)

という事で、次回の作業は、キャリパーをちょっとカッコよく?する内容の予定です。( ̄▽ ̄)ニヤリ

次回の更新はちょっと内容が変わる予定ですが、変わらぬお付き合いの程よろしくお願いいたします。