なんだかんだで今年も4月、例年よりも早くに桜の時期を迎えましたが通勤の車内から眺める程度の花見を
して春を感じた次第でございます。

ポカポカ陽気が続きこのまま気温がぐんぐん上がっていくのかなと思いきや、突然の冷え込みにストーブを
点火してしまった週末と、体調が崩れてしまいそうな今日この頃ですが、皆さんお元気でしょうか?

大阪ではコロナ感染者が激増して『まん延防止』に翻弄されているようで、間もなくゴールデンウィークだ
と言うのに、気が休まらないようですね。

楽しみにしていた馴染みの居酒屋再開も、未だに良い知らせが届かず『家飲み』が続いております。

ここはやっぱり人の動きを抑制するしかないと思うわけで、県外に出ずに経済を回すしかないじゃないか
と思うわけですよ。

物流に関してはそうも言ってられないでしょうが、営業だなんだの出張は県内のみにしていただき、あとは
オンラインで何とか対応する、県内で抑えれば時短営業なども緩和できるんじゃない?と。。。

航空会社や鉄道会社にとって県外移動規制は、死活問題でしょうから安易な考えでしょうけどね。

コロナの影響で生活に制限がかけられて2年目に突入、1日でも早く『インフルエンザが流行りだした
ねぇ』程度の感覚で過ごせる日を迎えれるようにと、切に願うわけです。。。

そんなコロナ談義を偉そうに言ってますけどね、3月は2回も県外に行ってるので説得力がないわけで
今回のレポートもイベントに参加した内容なので、他愛のない独り言として流してください。m(_ _"m)


んで、今回の内容は、愛知県蒲郡市にある『ラグーナテンボス 蒲郡』で、21年3月28日に催された
『GRミーティング』にお邪魔してきた時の内容をお届けします。
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私はGRオーナーではないので一般参加で、GRオーナーの方々は携帯アプリ『My Garage』で
参加表明し来場されています。




『GRヤリス』と『GRスープラ』約70台ほどの参加があったそうで、ヤリスに関しては雑誌の取材が
入るほどの賑わいぶりでした。
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数多く来場されていたGRスープラの中で、私好みのカスタマイズを施されていた車両を数台ほどご紹介
したいと思います。

ワークのディープリムホイールが私の心をガッチリつかみ、さりげないサイドエアロが泣かせる、シャコ
タン面イチがバッチリ決まっている、1台目のお気に入りです。
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後ろ姿をカメラに収めてこなかったのが悔やまれるところです。。。┐(´д`)┌ヤレヤレ

BBSホイール、コンケイブと言って良いのかわかりませんが、このマッチングに心奪われましたね。
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リヤスポイラーとリヤウインドルーバーの組み合わせ、ピラーには良いアクセントのライン、このリヤフォルムに魅了されてしまいました。(´∀`*)ポッ
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あと1台だけ...80スープラもいらしてましたが、超マッスルボディーにビルドアップされていました。
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ちょいとばかりじゃないかもですが、横から見たら『この車はなに?』と言いたくなるスタイル。
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車幅感覚がマヒしそうなくらいのフェンダー張り出しは、国産車であることを疑いそうなくらいです。
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リヤタイヤの太さが確か『335』だったかな...ホイールなんてリムに水溜りできちゃってます(笑)
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もっと紹介したい車両が沢山あったんですが、実はイベント参加の目的が『観覧』ではく『公開作業』
だったので、画像をおさめきれてないのが実態なんですよね。(;´▽`A``

『ん?公開作業ってなに?』と思われた方も少なくないかと思いますが、いつものGRスープラ オーナーの
Solaさんから『VERUSのブレーキクーリングキット、付けれます?イベント会場で!』と問い合わせが
ありまして『マジっすか!?注目度満点で緊張しますやん!』と返したんですが、内心ノリノリ(笑)

『目立ちたがりの恥ずかしがり屋』と言う少々面倒くさい性質の私ですが、イベント当日は工具一式を
積んで、緊張気味でハンドルを握り会場入りしました。
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開会式は何となく後ろの方で参加し、集合写真も控え気味にちゃっかり写っておいての作業開始です!

まさかイベント会場でジャッキアップして、パーツを付けてる人がいるなんて誰も想像してなかった
でしょうね。((´∀`*))ヶラヶラ

予想通り注目の的、Solaさんと親しい人も多く『何しとんの!普通ここでやるか!?』と弄られてましたが
作業してるの私なんですけどぉ~、ちょっと気が引けますねぇ~、と心の中で呟いたのも最初だけw




注目度が高い理由の一つとして、発売開始ホヤホヤの『VERUS ブレーキクーリングキット』の取付け
ですからね…お値段は、なんと!10万円なり!!
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カーボンダクトにステンレス製バッキングプレート、お高いわけですが…今回は壊さないように(;´∀`)

取付け作業の様子は、いつものごとく?動画をご覧いただければわかりやすいと思いますので、末尾に
掲載しておきますので、後程ご覧いただければと思います。m(_ _"m)

まずは作業手順をザックリ、動画の切抜き画像を使って説明していきましょうかね。

まずはジャッキアップしてタイヤを外し、ブレーキキャリパーとローターを外していきます。

順序は前後しますが、ブレーキローターは六角ボルト1本で締結されているので、キャリパーを外してから
緩めてくださいね。
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キャリパーの締結ボルトは2本、GRスープラは星形の『トルクスボルト』を使用していて、13mmの
六角ソケットでも緩めれましたが、ボルト頭をなめる恐れがあるので専用ソケットの準備をお勧めします。
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ブレーキラインを損傷しないよう外したキャリパーをサススプリングなどに、100均のS字フック等で
吊るしておくと良いでしょう。
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そしたらローターを取り外して、ボルト4本緩めてバッキングプレートを外しちゃいましょう。
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バッキングプレートとは何ぞや?についてちょっぴりお話しますと、高速回転しているブレーキローターに
石などの異物が当たらないようにする役目が1つ。

高速回転しているところに異物が当たると、その異物がすんごい勢いで検討のつかない方向へ飛んで行き
ますんで、下手するとブレーキホースの損傷など重大な事故につながる恐れがあり、保護プレートとして
設置されているのが、1つ目の役割です。


もう1つ...重量のある車が法定速度で走っているのを減速、あるいは停止させるのがブレーキですね。

ブレーキをかけると回転しているローターをブレーキパットで挟むわけですが、その時にかなりの摩擦熱が
発生し、周囲のゴム部品が受熱すると劣化しやすくなるため、それを防ぐための遮熱板として設置されて
いるという目的があるんです。

この話の続きが長くなるので、バッキングプレートの主な説明で一旦区切って、作業を進めていきま
しょうか。(;´∀`)

取り外す工程がすんだら、唯一の加工となる『純正ブレーキダクト』の出っ張った部分をガシガシ切って
取り除いてしまいます。ここにダクトを新設するため出っ張りが邪魔になるんです。
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切り取ったら、新設するカーボンダクトとホースを組み合わせ、既存の締結ボルト3カ所を使って固定
してしまいましょう。
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次はクーリングキット用のバッキングプレートを取付けます。『VERUS』のロゴがさりげなく入って
いますが、隠れてしまうんですけどね。(;´▽`A``
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後は、ホースとバッキングプレートを接続したら完了、付属のタイラップはクーリングホースとブレーキ
ホースブラケットにかけて縛り付ける感じです。 
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ブレーキクーリングが重要なわけについて、ちょっぴり深い話をさせていただこうと思います。

ブレーキの発熱はブレーキ機構にも影響を与えてしまい、ベーパーロックやフェードと言った制動力が
低下してしまう現象を引き起こしてしまう恐れもあるんです。

ブレーキの摩擦熱が伝わり、高温にさらされ続けたブレーキオイルが沸騰しオイル内に気泡が挟まって
しまい、ペダルを踏んでも圧力が伝わらなくなってしまうのが『ベーパーロック現象』。

ブレーキパットが高温になり過ぎるとパットの摩擦材が熱分解してガス膜が発生するため、本来の摩擦力が
得られなくなり、制動力が低下してしまうのが『フェード現象』。

一般走行では起こりにくい現象ですが、長い下り坂をブレーキを踏みっぱなしで下っていくと発生する
リスクが高くなるので、エンジンブレーキを活用しましょう...と教習所で習うはずです。




サーキットなどでスポーツ走行をすれば、ブレーキの高温状態が長くなるため制動力が落ちやすくなるので、ブレーキクーリングが重要になるんですね。

んで、このクーリングキットの様に、なんで軸中心部分にホースで風を送っているのかと言うと、ブレーキ
ローターの構造に理由があるんです。
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ローター内側の画像が無いので申し訳ないですが、ベンチレーテッドディスクって聞いた事ありませんか?

ベンチレーテッドとは、ディスクローターに放射線状のトンネル(赤矢印部分)があり、ブレーキローター
が回転することにより、ローター中心部から外に向けて(白矢印)風流れができるんです。
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純正のバッキングプレートを見てもらえればわかりますが、隙間があるのは風を取り込むためでしょうし
取付けたクーリングキットのホースが中心部分に接続される意味も理解していただけるかと思います。

すなわち、ブレーキローターが帯びた熱を、トンネルを通た風が熱交換してブレーキを冷やすというメカ
ニズムになっていると言うわけです。

F‐1だとかのレーシングカーは、高温になってもブレーキがしっかり効くようにカーボンローターを使用
していたり、ブレーキオイルが高温対応だったっりと様々な安全対策がしっかりされているんです。


いやぁ~、ブレーキのお話がこんなに長くなってしまうと思っていませんでした。(;´Д`A ```


公開作業もこれで完了!と思いきや、Solaさんから『エアクリーナー変えたんだけどやっぱり音が小さくて
クリーナーBOXを外せんですかね??』と追加依頼をいただきました。m(_ _"m)

レゾネータデリートキット装着で吸気音とバックプレッシャーの音を楽しみにしていたんですが、期待
外れに終わり、高額の『EVENTURI』エアークリーナーを装着したにもかかわらず...です。(;´Д`A ```
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BOXもダクトもカーボン製、そんな高額パーツを付けたばかりなのに、BOXを外しちゃうなんて...
でも納得できなきゃ納得できるようにするしかないっしょ!とご要望に応えてカッコよくなりました!
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外した目的はカッコよくするのではなく、あくまで音『シュコ~~~~っパシュゥっ!!』って言わせたい
願望をかなえるためですんでね。

クリーナーBOXで音を止めちゃってるんじゃないかってことで外しましたが、その結末はいかに!?

ここまでの作業状況とエアクリーナーの結末が収録された動画を掲載しますので、ご興味ありましたら
是非ご覧いただければと思います。m(_ _"m)


いかがでしたか? オープニングにだけ力を入れた感が強い動画になっていますけどね。(;´▽`A``

動画作成も楽しんでやっていますが…そろそろ愛機『路星くん』をかまってあげなきゃならんなぁ~と
思うわけで...実は息子くんがM/T運転免許取得のため教習所通いをしているんです。

残念ながら車に興味のない息子くんですが『路星くん』には乗りたいようなので、父ちゃん頑張ります!