2月もあっという間に中旬を迎え、相変わらずの冒頭あいさつとなりましたが、世間では新型コロナの
ワクチン到着に対するニュースが多く報道されていますね。
長く続いたコロナ禍から、一日も早く解放されることが人類の切なる願い、医療現場はさらに負荷のかかる
時期を迎えることになると感じますが、敬意を表しつつ頑張っていただきたく思います。
まだ健康体でいられる私どもは、コロナ以外で医療機関を受診しなくてもいいように、日ごろから体調に
気を付けて自己防衛に努めたいと思います。
それにしても、最近のドラマにある『君と世界が終わる日に』を見るたびに、新型コロナの流行を表した
内容になっているように感じてならない。
コロナの猛威を擬人化?したようなドラマですが、最近の作品の中では私のイチオシです。
さらに東北沖地震、かなり大きな揺れよりかなりの被害が出ていると報道され、胸に痛みを覚えます。
負傷された方も多いようです。心よりお見舞い申し上げます。
余震もまだ続く恐れがあります。避難するにもコロナ禍で不安もついてくるでしょうが、身の安全を
確保した行動に心がけていただければと思います。
当事者ではない私が言うのは軽率なのかもしれないですが…さらに被害が拡大しないことを願います。
こう言うご時世だからこそ、少しでも癒しや楽しみを提供できるよう、何かの力になれればと言う思いで
この場を借りて発信していきたいと考えます。
と言うことで今回のレポートですが、先日ご依頼のあった『ダイハツ・アトレー(ABA-S321G)』の
ウォーターポンプ交換をお届けします。
依頼のきっかけは『エンジンからヒューって音がして、エンジンきる時にキュ~っていう』と連絡が入り
現車確認させてもらって、ウォーターポンプ交換を診断しました。
それってどんな音よ?と言う方、音源だけですが記事下にある作業説明の動画に収録してありますので
是非ご覧いただければと思います。m(_ _)m
この車に乗っているエンジン型式は『KF』という物で、発売当初からウォーターポンプに持病を抱えて
いたそうで、今では改良版されているようですが、交換には気を遣う部品のようです。
何が持病かと言うと、ウォーターポンプのベアリング強度が足りないようで、ベルト張力が高いとベア
リングに負荷がかかり、異音が発生しやすいということです。
ウォーターポンプ交換後のベルト調整次第で、新品にしたのにすぐ異音が発生してしまう…なんてことも
あるそうなので注意しましょう。
作業開始にあたっての注意事項、最初にラジエーター水(以下LLC)を抜かなければならないので
出来ることならエンジンが冷えた状態で作業を開始してください。
高温状態で行うと、LLC経路の内圧が上がっているためラジエーターキャップを外す時にLLCが噴き
出すため、火傷する恐れがありますので十分注意して下さい。
また復元時にベルトの張り具合を確認しますので、分解開始前にどんなもんかベルト張力を手感で確認して
おくことをお勧めします。なんてったって張り過ぎ注意ですから。
分解作業は、エンジンルーム中央にある『リーンホース?』の取外しからです。
が!久々に?画像が無くてすみません。m(_ _"m)
リーンホースがあると手を入れ難いので、締結ボルト4本を緩めて本体を外しておきます。
次に、後々のことを考えウォーターポンププーリーの締結ボルト4本を緩めておきましょう。
先にベルトを緩めてしまうとポンプがクルクル回って緩めにくくなってしまいます。
先にベルトを緩めてしまってもドライバー等をボルトの頭に当てて回りどめするなど、ボルトを緩める
方法は色々ありますが、ちょっと大変になると言う事を覚えておいてください。
次にウォーターポンプに掛かっているベルト2本を外しますが、先にパワステベルトを外します。
車両下に潜り、アンダーカバーを外すとパワステポンプにアクセスできます。
パワステポンプはボルト2本を緩めるだけでOK、そうするとポンプ自体がクイっとベルトが緩む方向に
動かせるので、ベルトが取り外せるようになります。
次はオルタネーターとクランクプーリーに掛かっている補機ベルトですが、オルタネーターの本体固定
ボルト2本をはじめに緩めます。
そしたらアジャスターボルトを使ってオルタネーターを移動させればベルトを外せます。
ベルトは完全に外す必要はなく、ウォーターポンププーリーから外れてればOKです。
と言うのも、オルタネータベルトを完全に外すには、エアコンコンプレッサのベルトも外さなければ
ならないのが理由です。
ここまでの作業は、過去の記事『ロードスター フロントオイルシール交換①』にも掲載していますので
良かったら参照してみてください。
ベルトが外せたら、先に緩めておいたプーリーボルト4本とプーリー自体を外し、ウォーターポンプ本体の
締結ボルト4本を緩めて本体を取外します。
ただし、クーラントが必ず出てきますのであらかじめウエスなどで養生しておくことをお勧めします。
これでウォーターポンプが取り外せたので、Oリングを新品と入れ替えておきましょう。
新品のウォーターポンプについての取扱上の注意点として、単体で空回しをし過ぎると内部のメカシール
と言うシール機構が痛み、LLC漏れを起こす恐れがあるので、回したくなってもガマンですw
どうしても回してみたい方は、作業説明の動画を作成したのでそちらをご覧いただければ、新旧品の比較の
状況があり、ほんの少し動かしているのがわかるので、その程度にしておいてもらえればと思います。
m(_ _)m
動画は分解作業のみの説明になってしまって申し訳ないのですが、いつもの如くですが、後は外した物を
復元していけば作業は完了です。
復元作業で大事なこと、ベルトの張り過ぎに注意です。
できる事なら整備解説書などで張力を確認し、テンションメーターなどの専用計測器で数値を見ながら
張力調整するのが理想ですが、私は手感で少し緩いかなぁ〜程度にしています。
ちなみにパワステベルトの張力は、パワステポンプ自体をバールなどでグイっとこじって張るタイプなので
微調整が難しい状況ですので、最初の手感と比べて緩めに張ってやるのが良いでしょう。
あとはLLCの補給ですが、下にあるとおりエア抜き手順がボンネットを開ければ記載されています。
画像にあるニップルにホースを指してエア抜きを行ってください。
ちなみにエアー抜き用ニップルは、ボンネット内にある手順書の『C、D』に当たり、『A』はラジエータ
キャップ、『C』が一番最初にLLCを抜くためのドレンに当たります。
そして、作業で全く触る必要はないと思いますが、ボンネット内の↓↓こちら↓↓が『B』に当たります。
エア抜き用のホースはDCMカーマで2m160円程で購入、LLC補給量は2L程でした。
最後は始動してベルト鳴き、水漏れ、ポンプの異音が無いことを確認して、全ての作業が完了です。
今回の作業はザッと2時間ぐらいかなぁ…と言う感じです。
ご自分で作業される場合は、くれぐれも火傷に注意していただき、自己責任でお願いしますね。m(_ _)m
ワクチン到着に対するニュースが多く報道されていますね。
長く続いたコロナ禍から、一日も早く解放されることが人類の切なる願い、医療現場はさらに負荷のかかる
時期を迎えることになると感じますが、敬意を表しつつ頑張っていただきたく思います。
まだ健康体でいられる私どもは、コロナ以外で医療機関を受診しなくてもいいように、日ごろから体調に
気を付けて自己防衛に努めたいと思います。
それにしても、最近のドラマにある『君と世界が終わる日に』を見るたびに、新型コロナの流行を表した
内容になっているように感じてならない。
コロナの猛威を擬人化?したようなドラマですが、最近の作品の中では私のイチオシです。
さらに東北沖地震、かなり大きな揺れよりかなりの被害が出ていると報道され、胸に痛みを覚えます。
負傷された方も多いようです。心よりお見舞い申し上げます。
余震もまだ続く恐れがあります。避難するにもコロナ禍で不安もついてくるでしょうが、身の安全を
確保した行動に心がけていただければと思います。
当事者ではない私が言うのは軽率なのかもしれないですが…さらに被害が拡大しないことを願います。
こう言うご時世だからこそ、少しでも癒しや楽しみを提供できるよう、何かの力になれればと言う思いで
この場を借りて発信していきたいと考えます。
と言うことで今回のレポートですが、先日ご依頼のあった『ダイハツ・アトレー(ABA-S321G)』の
ウォーターポンプ交換をお届けします。
依頼のきっかけは『エンジンからヒューって音がして、エンジンきる時にキュ~っていう』と連絡が入り
現車確認させてもらって、ウォーターポンプ交換を診断しました。
それってどんな音よ?と言う方、音源だけですが記事下にある作業説明の動画に収録してありますので
是非ご覧いただければと思います。m(_ _)m

いたそうで、今では改良版されているようですが、交換には気を遣う部品のようです。
何が持病かと言うと、ウォーターポンプのベアリング強度が足りないようで、ベルト張力が高いとベア
リングに負荷がかかり、異音が発生しやすいということです。
ウォーターポンプ交換後のベルト調整次第で、新品にしたのにすぐ異音が発生してしまう…なんてことも
あるそうなので注意しましょう。
作業開始にあたっての注意事項、最初にラジエーター水(以下LLC)を抜かなければならないので
出来ることならエンジンが冷えた状態で作業を開始してください。
高温状態で行うと、LLC経路の内圧が上がっているためラジエーターキャップを外す時にLLCが噴き
出すため、火傷する恐れがありますので十分注意して下さい。
また復元時にベルトの張り具合を確認しますので、分解開始前にどんなもんかベルト張力を手感で確認して
おくことをお勧めします。なんてったって張り過ぎ注意ですから。
分解作業は、エンジンルーム中央にある『リーンホース?』の取外しからです。
が!久々に?画像が無くてすみません。m(_ _"m)
リーンホースがあると手を入れ難いので、締結ボルト4本を緩めて本体を外しておきます。

先にベルトを緩めてしまうとポンプがクルクル回って緩めにくくなってしまいます。

方法は色々ありますが、ちょっと大変になると言う事を覚えておいてください。
次にウォーターポンプに掛かっているベルト2本を外しますが、先にパワステベルトを外します。
車両下に潜り、アンダーカバーを外すとパワステポンプにアクセスできます。

動かせるので、ベルトが取り外せるようになります。
次はオルタネーターとクランクプーリーに掛かっている補機ベルトですが、オルタネーターの本体固定
ボルト2本をはじめに緩めます。



ならないのが理由です。
ここまでの作業は、過去の記事『ロードスター フロントオイルシール交換①』にも掲載していますので
良かったら参照してみてください。
ベルトが外せたら、先に緩めておいたプーリーボルト4本とプーリー自体を外し、ウォーターポンプ本体の
締結ボルト4本を緩めて本体を取外します。

これでウォーターポンプが取り外せたので、Oリングを新品と入れ替えておきましょう。
新品のウォーターポンプについての取扱上の注意点として、単体で空回しをし過ぎると内部のメカシール
と言うシール機構が痛み、LLC漏れを起こす恐れがあるので、回したくなってもガマンですw
どうしても回してみたい方は、作業説明の動画を作成したのでそちらをご覧いただければ、新旧品の比較の
状況があり、ほんの少し動かしているのがわかるので、その程度にしておいてもらえればと思います。
m(_ _)m
動画は分解作業のみの説明になってしまって申し訳ないのですが、いつもの如くですが、後は外した物を
復元していけば作業は完了です。

できる事なら整備解説書などで張力を確認し、テンションメーターなどの専用計測器で数値を見ながら
張力調整するのが理想ですが、私は手感で少し緩いかなぁ〜程度にしています。
ちなみにパワステベルトの張力は、パワステポンプ自体をバールなどでグイっとこじって張るタイプなので
微調整が難しい状況ですので、最初の手感と比べて緩めに張ってやるのが良いでしょう。
あとはLLCの補給ですが、下にあるとおりエア抜き手順がボンネットを開ければ記載されています。


キャップ、『C』が一番最初にLLCを抜くためのドレンに当たります。


最後は始動してベルト鳴き、水漏れ、ポンプの異音が無いことを確認して、全ての作業が完了です。
今回の作業はザッと2時間ぐらいかなぁ…と言う感じです。
ご自分で作業される場合は、くれぐれも火傷に注意していただき、自己責任でお願いしますね。m(_ _)m
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