
ひとまず、スクラッチシールドの補修が完了しましたので、ちょっぴりレポートします。
先日の記事で、ある程度出来栄えを見ていただいてると思います。
作業手順は、傷ついたところをマスキングして、タッチアップペンで塗装します。
一気に行わず、3回ほど重ね塗りします。
乾いたらマスキングをはがして、1週間ほど乾燥させてください。その後、研磨作業に入ります。
ここまでは、99工房でも掲載されている手順で、その通り進めていただいてもいいのですが
この先に難関と解決する事のできない問題が潜んでいました。
スクラッチシールドには、『#3000以下のペーパーや研磨剤は使えない』と言う事と
『SOFT99の材料では、直しきれない』と言う事です。
#3000のコンパウンドシートを使ったのですが、結構スクラッチシールドに攻撃している
感じがしました。その後液体コンパウンドでせっせと磨けばいいのですが、そっちのが大変なので
お勧めできません。
私の使った精密フィルム研磨剤『ラピカ』の#4000が、ギリギリラインではないでしょうか。
粒子約3μ、、、ほぼ液体コンパウンド(;^ω^)
今回、使用した物が↓↓で、最終的にはこれだけでいけると言う事がわかりました。

ラピカは、中身が入ってないので、入っているものを↓↓に...

ラピカで磨くときは、下手な道具を使わずに加工部分に適したサイズに切り出して
指先で凹凸を確かめながら、優しく研磨してあげると、スクラッチシールドへの攻撃が
抑えられている感じがしました。
ただ、スクラッチシールドは固く粘るクリアー剤なので、なかなか研磨できません。
時間がかかる事は覚悟しておかなくてはなりません。
あと、ボディー表面温度が60度以上で、勢い余って圧の強い傷をつけてしまうと
戻らないことがあり、研磨するにも粘りまくって削れないので、もしトライする際は気を付けましょう。
あれこれと頑張って、フロントフェンダー部、左右スライドドア部の修正完了しました。

傷のある状態を撮ってないので比較できず申し訳ありません。遠巻きからでは全くわかりません。
肉眼で見ても、この距離では目立ちません。光の加減で変わりますけどね。。。
アップで見てみると、何とかカメラで移すことができましたが...

ボディーに写り込んでいる軽自動車の、ヘッドライトの辺から筋っぽく見えませんか?
それが補修した部分です。
通常クリアーなら、ボカシ剤で境界線をボカスことができるのですが、スクラッチシールドには
専用ボカシ剤を使わないと品質確保できなさそうです。
目立たない所で少し試しましたが、塗装の光沢がおかしくなりそうだったので、すぐやめました。
SOFT99のHPでも、『当製品を使用してのスクラッチシールド車施工は、十分な品質確保が
できませんので、カーディーラーへご相談ください』と書いてありました。相性が悪いようです。
しっかり塗装して頑張って面出ししても、ボカスことができず、筋っぽく見えてしまう。
わずかな隙間や、メタリックの乗り方で光の反射が変わるんでしょうね。
ここまでが私の実力、万策尽き依頼主に説明。十分だとお許しはいただけましたが
個人的には納得できない仕上がりとなってしまいました。
この依頼主が義兄の物だったからよかったですが、今後、安易にスクラッチシールドに手を出さず
もし良いボカシ剤が出てきたならば、再トライしていこうと思います。
と言いつつ、機会があったらリベンジしますけどね。(;´Д`A ```
と言う事で、このレベルで満足いただける方なら、ご相談ください。
作業の感じやらなんやら、役に立ちそうならご教授いたしますので。。。
但し、当ブログ管理者は責任を負いかねますので、自己責任でお願いいたしますね。
ひとまず、一件落着! 次回は何をしようかなぁ~♪
コメント