新型コロナウイルスの感染者数も減少傾向にあるようで、少しほっとする部分もあると思いますが、まだ油断は禁物です。

緊急事態宣言が解除され始めていますが、もう少しの間ひとりひとりが気配りをして感染しないさせない
行動をとっていきましょうね!

私の生活は、残業時間規制があるくらいであまり変わらずで、そろそろ飲みに行きたい所もう少し節制して
『おうち時間』を上手に過ごそうと思います。

と言ってもやりたい事はあるので、3密にならない『いつものガソスタ』でアルミホイール リペアの作業に
着手してみました。

先日の更新で少し触れている内容の続編で、今回はリペアーの初期作業として『クリアー塗装の剥離』を
お届けします。

綺麗なアルミホイールですが、表面はクリアー塗装でコーティングし、走行中の飛び石などからダメージを
抑えるように施されています。

そのクリアー層が紫外線などの影響で経年劣化し、綺麗だったアルミホイールの見栄えが悪くなるんです。
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一般的に劣化したアルミホイールは買い替えられたり、車両買換えのタイミングで一緒に廃棄されたり
そのままリセールされたり、中には業者に出してリペアーする…といった扱いをされているハズ。

今回は、その劣化したアルミホイールを自分でリペアしてみちゃおう!という選択をしたわけですが
私自身初の試みで、これぞまさしく『DIY=どうなっても・良いから・やってみよう!』です(笑)




まずクリアー層を剥がす方法は、ひたすらペーパーで研磨する方法もありですが、さすがにシンドイので
塗装剥離剤を使いました。
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刺激の少ない非塩素系の剥離剤で、塗膜を柔らかくして楽に剥がせるようにする溶剤ですが、使用上の
注意として、まずは火気厳禁、換気の良い所で皮膚に触れないように、また目の保護と揮発成分の吸い込み
溶剤の飲み込みなどに気を付けてください。
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私は保護メガネとマスク、軍手の上からビニール手袋を着用し、長袖で作業をしました。

この剥離剤を剥がしたい部分に塗るわけですが、適当な容器に溶剤を小分けに移し替えハケ塗りします。
今回はホイール全体に塗布しますが、塗ってすぐには剥がれませんのでしばらく放置します。

10分程放置するとクリアー層が徐々にフヤケテくるんですが。。。
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直射日光に当たりやすい部分はしっかりこびり付いているので、少し多めに塗布して30分~1時間程
放置すると、かなりの範囲で浮き上がってきました。
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本来は黒色部分をマスキングして施工する方が良いのですが、今回使っている溶剤はそこまで強力な物
ではないので省いてしましましたが、万が一の時は自己責任ですね。( ̄▽ ̄;)

もしガッツリ短時間で剥離したい場合は『スケルトン』という剥離剤が有効なんですが、劇物指定の
溶剤だったはずなので、取扱には十分注意してくださいね。




で、このふやけたクリアー層は拭き取っても多少取れますが表面上の物だけなので、樹脂ベラなどで少し
力を加えて剥がしていきます。
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私が使った樹脂ベラはウインドスモーク貼りに使っていた物で、スモークフィルムに付属していないヘラ
セットがあったのでそれを活用したんですが、十分な作業が出来ました。
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スポーク部分を除去するとこんな感じで、ホイール全体にヘラを当ててふやけたクリアー層を除去します。
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ホイールに残った塗装カスを除去してやると、パッと見た感じはかなり綺麗に見えるんですが。。。
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1回の剥離作業では取り切れず、紫外線の影響が強い所は強めにヘラを当ててもガリガリといった感触が
残り、なかなか剥離できない状態です。
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この状態から磨き込むにはちょっと早いかと思うので、剥離剤を塗って放置してクリアー層除去の工程を
もう一度施工していきます。
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結局剥離工程を合計3回実施し、遠巻きに見かなり綺麗に剥離できたように見えるんですが。。。
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近くで見れば、所々にクリアー層の薄い部分が残った状態で、溶剤でこれ以上の除去は無理と判断。
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ここからは耐水ペーパーを使って、クリアー層を除去しつつ表面を整えながら研磨していくことにします。

今回の作業はここまで! 下準備が完了した段階なので、アルミ面磨き込み~鏡面仕上げの流れで作業を
進めて行きます。

さぁ~体力勝負です! どんな仕上がりになるのか、乞うご期待♪